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■井ア先生の
オーケストラ
指導

10月16日

10月22日

11月6日

11月13日

11月23日

12月11日

 

 

11月13日の井ア先生の練習

前奏曲

・リストはハンガリー人です。ハンガリーの人は、リストの音楽からハンガリー的なものを感じている。ハンガリーものは、1拍目にアクセントがある。頭に音がなければ、その休符にアクセントがある。感覚的なものなので、みんなで感じるしかない。例えば、冒頭の弦のピッチカート。休符のアクセントを感じて。

3小節目の4分休符もアクセントを感じて、次を弾き始める。

6の木管も同じように1拍目にアクセントを感じて。8は消えるように。息のスピードはそのままで、ゆるめないで、音量だけ落とす。息のスピードが落ちると音程が下がる。6は4拍目で終わっている7にかからないように。

20のTb、3拍目をきちんととってから4拍目に入ること。21の3拍目はまだ音楽が終わっていないので、音が飛ぶように。23,24も同様。26からはcrescが始まる。32の最後の2分音符が特にcrescがきくように。

・木管楽器、

22、25、最初は3小節おき、27、29にそこで切れ目が欲しい。そこで転調する。音が変わるとき必ず何かが起こるので、それを意識して吹く。

・弦楽器、

25はシ♭、27はシと明らかに転調して音が違う、違うように弾いてください。 弾き方を変えてください。新しくとってください。29でまた新しく1段上がる。このように段階的に上がって、crescしてほしい。なんとなくcrescするのはダメ。

15〜16のラシのVn、Vlaのスピードを少し早くしながら、弾き方はコンミスに合わせてください。

35からのVn,Vlaは、いっぱいアクセントがあるように聞こえる。最初はアクセントが必要だが、その後はそんなにアクセントは必要ない。一番上の音にアクセントが付いているとこ以外は、アクセントつけない。後はアクセントは1拍目の頭だけでOK。大きな流れで、ギザギザで降りてくる小さな山ごとにアクセントをつけない。いっぱいアクセントをつけると合うものも合わなくなる。練習の時は、全部アクセントをつけないで大きな流れで練習する事の方が先。もう一つは、管楽器の流れといっしょに鳴っていないと行けないから、そちらに合わせるようにしてください。流れで和音が出ればいい。

・Hr、木管のFl、

Ob、Clは、36の最後の16分音符のリズム注意。35はFg、Tbのリズムを聴いて36の頭の音にだけアクセント、その勢いで16分音符のリズムを吹く。小さなリズムにアクセントをつけると、ほんの少し遅れて聞こえるので要注意。アクセントの取り扱いがすべてのアンブッシャーに関わってくる。

・Hrは

35の最初の下の音はそんなに重要でない。上の音を上吹きねらいで上の音を当てて吹いて。

40のTp、Hrの3連の16分音符からのリズム、重たくなる。1拍目にアクセントをつけてその勢いでふくようにして。

35Tb、Vc、Cbのリズム。2拍目にアクセントがあって、その勢いで吹く。3拍目の高い音にアクセントが付かないように。

・Tb

35の2拍目のアクセントの音を吹いた後に体の中が閉じないように。空けたままだと、次に行けそうな感じがする。

・Cからは2小節ごとの音楽になっている。もっとフレーズを大きくとってください。

67が最も大きくなるようにcrescして作ってください。Cの最初は悲しげに。

53のpoco rall は単に遅くするのではなく、歌い方でrallのような感じを出して欲しい。ちょっと雰囲気を変えてほしい。

84でVc、Cbがarcoにあるときに重たくなってブレーキをかけているので要注意。重たくならないように。

85、86の1stVnの8分音符で音が上がるところ、ここがaccelerandoするところ。

109からのVc、2拍目の裏のアクセントの前の付点2分音符は、切れてもOK、伸ばさなくて抜いてもOK。2拍目の裏のアクセントの音がきちっと入れる方が重要。

119からVん、Vla、Vcの6連譜のきざみしっかりcresc を毎回はっきりつけて。 とにかく6小節間がんばって、Eからは木管も助けてくれる。119はpで120で急激にcresc。次は2小節間でcresc 、次は1小節ごとにcresc

・Eから特に木管楽器の方、細かい<>は付いているが、6小節間で

crescが付いていることも忘れないで。

>は小さくなるというよりアクセントをつけて。

・木管楽器

231の最初の音、抜かないでちゃんと響いてください。

131弦楽器の最初は休みだけど、前の小節の130までのcresc の響きを残して。ウッとならないで・・ちゃんと響くはずだから、響かせて。

143の4拍目〜144の1拍目の音程気をつけて、そこで決めて合わせていかないと。147〜148も同様。ここも決めないと次につながっていかない。こういう大事なくさびのところはちゃんと決めていって。

・Gから1stVnがリズムのメロディを弾いているが、他のVん、Vla、Vcはそのリズムの合いの手を

170、172、174、176でやっているので、その合いの手とそうでないところの全体の音量と弾き方を変えること。

180、181の2ndVn、Vla、Vcは小節の真ん中のタイの音で伸ばして、そこでテンポをゆるめているので、指揮をしっかりみてください。そうやって減速しています。

182のVcのシ♭の音は最後消えるように、最後までがんばらない。

182 からは、Obがメロディです。Clは183の8分音符で音が上がっていくところ、だんだん遅くして音楽を作ってあげて、それに乗っかる形でObが入ってくる。完全に室内楽、アンサンブルです。

184は、下がる8分音符で優しくClへ戻してください。またCl188でまた8分音符で上がるところ、今度は

遅すぎても行けないし、かといって遅くしないと流れが悪い微妙な感覚。Obがその後十分に音楽が広がれるように持っていく。他の人はそれにあわせる。

192の弦は最初はきれいな木管から響きをもらったような弾き方、ビブラートも細かく、そのうちに弦の響きにしていく。

・春がくるとき、春が芽生えているとき、兆し、あたらしいフレーズが始まる前にグッとテンポアップ、そのテンションを先取りしておかないといけない。

Iから弦楽器から始まって、それを受けてCl、また弦楽器、それを受けてOb、それを受けてFlとどんどんみなさんで盛り上がっていく。

・Mの4小節前からテンポアップしているので、Vnの8分音符の動き遅れないように飛び込まないと、テンポに乗り遅れる。ドンドン加速する。

402ころから遅くしてはダメ。遅くするのは、403に入ってからすこしずつ遅くする。早くから遅くすると絶対に合わないので注意。ゆっくりするのは、404の最後の小節だけ。

・Hr

403の8分音符が6つ続くところ、最初から大きいと重たくなる。小さい音から大きくすること。

・TbQの4分音符、流れを止めないように。その時ちゃんと弦楽器の弓を見てください。

・Vcが

386からPizzarcoが交互に出てくるとき、pizzの最初の音がでかいと必ず遅れるので要注意。

・音楽上の大事なことは、今日ほとんど言いました、後はテクニック上のことです。